京都競馬場の特徴と攻略法

どうも、競馬ナビゲーターの北澤です。

おなじみとなりました競馬場攻略記事ですが今回は京都競馬場

しかし「もう改修に入ってるやないかい!」という声はごもっとも(笑)

 

ご存じの方も多いと思いますが、現在京都競馬場は改修工事中のため

2023年3月まで競馬開催がありません。残念!

 

なんでも2025年に設立100周年を迎えるため記念行事のひとつとして

競馬場全体を大規模に改修するらしいです。

でもコース線形に変化はなしとJRAホームページに記載があります。

ということで今回はあくまで参考程度として解説していきます。

なぜなら”コース線形に変更なし”といえども路盤改修は予定されており

今までのような馬場傾向が続くかは不明だからです。

 

しかし、無事2023年に京都競馬場開催が戻ってきた時、

「以前の馬場傾向ってどうだったっけ?」

「今までとどう違うんだろう」

という点が絶対に気になるはずです。

 

そこできっと今回の記事が参考になります。

いや、きっと役に立つと信じて書いていきます(笑)

コース概要

芝は内回りと外回りから構成されています。

「淀の坂」として有名な3コーナーの上り坂は実は急坂。

直線の影響か”平坦”イメージのある京都ですが実はアップダウンが激しいです。

 

特に外回りは勾配がきつく約600mの間に

4m弱を上って下りるというレイアウト。

まさに「小高い丘」が3コーナーにあるイメージです。

<芝コース>

コース 一周距離 幅員 直線距離 高低差
A 1,782.8m(内回り)
1,894.3m(外回り)
27~38m 328.4m(内回り)
403.7m(外回り)
3.1m(内回り)
4.3m(外回り)
B 1,802.2m(内回り)
1,913.6m(外回り)
24~35m 323.4m(内回り)
398.7m(外回り)
C 1,821.1m(内回り)
1,932.4m(外回り)
21~32m 323.4m(内回り)
398.7m(外回り)
D 1,839.9m(内回り)
1,951.3m(外回り)
18~29m 323.4m(内回り)
398.7m(外回り)

<ダートコース>

一周距離 幅員 直線距離 高低差
1,607.6m 25m 329.1m 3.0m

ご覧のように、芝コースはA~Dまで4つものコースを使えます。

そのせいもあってか、馬場の痛みの進行が遅く、

極端に悪い馬場で競馬が行われる事は滅多にありません。

 

幅広いコースのもと直線も外回りなら十分ありますので、

基本的に人気馬がしっかりと走れるコースが多いです。

一方で極端に内枠・先行有利のコースもあったりして

非常に面白いというのが個人的な印象です。

コース高低差

内回り・外回りともに向こう正面半ばから上りがスタート。

そして3コーナーの中盤から4コーナー手前にかけて一気に下る。

そこから、直線半ばまで緩い下り坂であとは平坦というレイアウト。

直線こそほぼ平坦ですが、3コーナー前後は急な坂です。

そのため、コース適性が実は重要なコースになっています。

芝コース

それでは距離ごとの特徴です。

あくまで改修前の現状ですが見ていきましょう。

芝1200m

「前・内有利」の典型的なコースです。

スタート直後に上り坂があるため前半ペースは速くならない。

そのため物理的に内枠の馬が先行していい位置をとりやすい。

 

コーナーの角度もきつく外を回されると距離ロスがあり

外枠が圧倒的に不利なコースです。

とにもかくにも内枠の先行馬狙いがベスト。

 

血統的な話をするとアドマイヤムーンが得意なのは有名な話。

路盤改修後にどう変化するかわかりませんが、

米国型血統を狙って面白いコースに間違いありません。

芝1400m(外回り)

こちらも「前・内有利」のコース。

ただし1200mより外枠の不利が軽減されて

内有利というより「先行有利」といった方がいいかもしれません。

 

スピードの持続力は重要なのですが1200m戦と比べて

サンデーサイレンス系の切れ味も必要になってきます。

SS系×米国型ノーザンダンサー系やA.Pインディ系など

キレと持続力を補完する配合がいいと思います。

芝1600m(外回り)

基本は内枠有利のコース。

3コーナーまでの距離が長く前半からそれなりに流れます。

3コーナー手前から上って下りての急坂があるので、

脚を溜めるのが難しいコースとも言えます。

 

淡々と流れる中でいかにして脚を温存できるか。

キレのある馬が勝ちやすく実力が反映されやすいコースですが

内外どちらが有利になっているか馬場状態は常に注意が必要です。

芝1800m(外回り)

3コーナーまでが約900mと長い。

コーナーも二つしかなく3~4コーナーが緩やかなので

人気上位の実力馬がしっかりと結果を出しやすいコース。

 

1600m同様にキレ味のある馬も走りやすいが、

上がりの差がつきにくいこともあってスローになると

直線一気は利きにくくなる点に注意しましょう。

 

マンハッタンカフェ・ステイゴールドなど

非根幹距離に強い血統にも注意が必要です。

芝2000m(内回り)

基本は「前・内有利」のコース。

スピードの持続力が要求される舞台で

米国型血統やナスルーラの血が入っているとベター。

 

直線一気は利きにくいコースで先行馬か

早めにマクって4角である程度の位置にいないと厳しい。

意外にもダイワメジャー産駒が好成績な点は注意です。

ダートコース

続いてダートです。

こちらも改修後はどうなるかわかりませんが現状の特徴です。

ダート1200m

米国型血統のスピードの持続力が重要なコース。

京都ダートは比較的差しが決まる方ですが、

やはりある程度の位置から脚を持続させられるタイプは有利です。

サウスヴィグラス・ゴールドアリュールが好相性。

 

とはいえ雨が降って脚抜きが良くなると差しが決まりやすくなります。

その際は距離短縮で臨んできた「短縮ローテ」の馬が狙い目。

先行・差しどちらが有利かをしっかりと見極めながら

現在の馬場にあったタイプを馬券の軸にしましょう。

ダート1400m

芝スタートということもあって外枠優勢。

ダッシュ力が利いて砂も被りにくいために有利になります。

持続力に富むタイプが有利になります。

 

一方で外枠からは差しが決まりやすいのも特徴。

7~8枠でいわゆる”短縮ローテ”を狙うのが王道パターンです。

血統はダイワメジャー・エンパイアメーカーなどが好成績。

外枠の差し馬は特に稍重~重くらいが狙い目です。

ダート1800m

ノーザンダンサー系・ミスプロ系問わず米国型血統が狙い目。

京都ダートは他場より軽くなりやすいためスピードが重要。

それは1800mでも同じで欧州型より米国型血統が有利。

 

基本的には内枠や先行馬が有利。

しかしながら展開次第では差しも決まるコース。

馬場状態やメンバー構成など総合的な予想が重要になります。

まとめ

今回は改修前までの京都の特徴を書いてきました。

路盤改修を経てどんな変化が出てくるのか楽しみですね。

改修後の京都開催を楽しみに待ちましょう(^_-)-☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です