札幌競馬場の特徴と攻略法

どうも、競馬ナビゲーターの北澤です。

競馬場攻略記事も毎度おなじみになってきましたが

今回は札幌競馬場を解説していきたいと思います。

 

前回話した函館競馬場と同じ洋芝ですが、

実は馬券攻略も含めて似て非なるものという印象。

早速見ていきましょう!

コース概要

コース全体として起伏がほとんどなく平坦そのもの。

また一周距離の割に直線距離が函館に次いで短い。

ローカルの中では比較的一周距離が長いのに直線が短いというのは

すなわちコーナーの作りが緩やかになっているということ。

コース全長の中でコーナー部分が占める割合が多く、

常に外々を回る形だと厳しいです。

すなわち他の競馬場が「楕円形」と言われるならば

札幌競馬場は「円形」に近いと表現できます。

コース 一周距離 幅員 直線距離 高低差
A 1,640m 25~27m 266.1m 0.7m
B 1,650m 23.5~25.5m 267.6m
C 1,659m 22~24m 269.1m

ダートコースも基本的には同じレイアウト。

全体を通して高低差はほとんどないです。

一周距離 幅員 直線距離 高低差
1,487m 20m 264.3m 0.9m

コース高低差

芝コースに関しては1コーナーの部分で上って下り、

向こう正面に入ってからは緩やかに上りが続く。

そして3コーナーからゴールまでは緩やかな下り。

 

こう書くとそれなりにアップダウンがあるようですが、

上で書いた表を見てもわかる通り、

コース全体を通してほぼ平坦と言ってよい微々たる高低差。

まず坂による影響は少ないと見ていいでしょう。

 

ダートコースに関してもほとんど変わりませんが、

芝より0.2mだけ高低差があります。

芝コース

それでは芝・ダート別に代表的なコースを解説していきます。

芝1200m

3コーナーまでの距離は約410m。

函館芝1200mと同じイメージで捉えられることも多いですが、

コーナーがきつい函館に対してコーナーが緩い札幌は

比較的差しが決まりやすいのが特徴です。

 

それでも騎手は小回りローカルのイメージで乗るので、

必然的に流れが速くなり更に差しが届きやすいという構造。

枠は1枠がいいですが、他は大外まで大差なし。

騎手は、ルメール・福永・吉田隼人・藤岡康太。

種牡馬は、タイキシャトル・ダイワメジャー・ファルブラヴ。

全体としては、パワータイプの欧州型が走りやすいです。

芝1500m

全10場のなかで唯一施行されているコース。

スタートしてから緩やかに右カーブが続く形状で

中山マイルや改修前の阪神マイルのように、

内枠有利で外枠は不利なイメージがある。

 

しかし実際は①~⑥番が有利なのは確かも、

⑬⑭番の勝率も高く意外な結果になっている。

 

騎手は、ルメール・福永・池添・松岡が好調。

種牡馬は、ディープインパクト・ダイワメジャー・ロードカナロア

データ的にはこのあたりが良いです。

ただし単回収値という意味ではノヴェリストなど欧州型が高い。

芝1800m

1コーナーまでの距離は約180mと短いため

先行争いが激しい時もあるが、極端にテン3Fが速くなることはない。

全体として「前・内有利」で4角で3番手以内が望ましい。

 

枠は内目の①~⑤番までの成績が良いが、

⑨⑪⑬も勝率が高くそこまでこだわらなくてもいい。

騎手は、ルメール・池添・藤岡康太・武豊

種牡馬は、ディープ・キンカメ・ハービンジャーが上位。

アドマイヤムーンも出走数は少ないが連対率・複勝率が高い。

回収率では、シンボリクリスエス・ジャングルポケットなど欧州型が狙い。

芝2000m

1コーナーまでの距離は約380mと長くなり、

1800mに比べれば緩やかな前半になる。

それでも多頭数になればハイペースになって差しがハマることも。

 

枠番としては有利不利が少なくフェアと言っていい。

ただし⑬~⑯番に入ると一気に勝率が悪くなる。

 

騎手は、ルメール・福永・池添・藤岡佑介

種牡馬は、ディープ・ステイゴールド・キンカメが上位。

回収率では、マンハッタンカフェ・シンボリクリスエスが狙い目。

 

狙うイメージとしては「主流血統だが中央場所では少し足りない」タイプ。

また、日本型×欧州型。またはその逆パターンの配合がGOOD。

前走で上位の上がりを使っていた馬も狙い目になる。

芝2600m

最初のコーナーまで約160mのため先行争いが激しくなりがち。

それでも長丁場ということもあってその後は緩やかになる。

コーナーを6回もまわるため内枠有利とはいえるが、

実際は7枠の成績が良く⑥~⑫番も好成績となっている。

 

距離のイメージゆえ欧州型が人気になりがちだが、

函館とは違い、ある程度末脚のキレが要求される。

差しが決まりやすいコースだが函館とは性質がやや異なる点に注意。

 

騎手は、ルメール・池添・福永・松岡が上位。

種牡馬は、ディープ・ステイゴールド・ハーツクライが好成績。

スタミナ一辺倒よりは母父にある程度のスピードも欲しい。

ダートコース

続いてダートコースです。

利用頻度が高い2種類を紹介します。

ダート1000m

札幌に限らずローカルダート1000はとにかく先行有利。

4角1~2番手が圧倒的有利でいったもん勝ちです。

枠は内過ぎず外過ぎずの中枠がいいでしょう。

ダッシュ力があれば枠にこだわらなくてもOK。

 

騎手は、ルメール・菱田・城戸・古川が上位。

種牡馬は、サウスヴィグラス・キンシャサノキセキ・ロードカナロア

全体的には、米国型ミスタープロスペクター系がいいです。

特に外から揉まれずに前に行けそうな時が狙い目。

ダート1700m

1コーナーまでの距離は約240m。

短いゆえに先行争いが激化することもあるが基本は前有利。

枠としては内枠(特に①~④番まで)が好成績をあげている。

 

騎手は、ルメール・岩田・三浦・福永が好成績。

種牡馬は、キンカメ・ゼンノロブロイ・ゴールドアリュールが上位。

その他、全体的に米国型が好調なのも特徴のひとつ。

まとめ

同じ洋芝・北海道でも函館競馬場とは特徴が異なります。

芝では全体的に札幌の方が差しが決まりやすいと覚えておきましょう。

ダートでも求められる性質が微妙に違いますので、

ぜひ今日の内容を参考に札幌開催を楽しんでみてください!

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