どうも、競馬ナビゲーターの北澤です。
本格的な梅雨シーズンが来たかと思えばあっという間に夏。
そろそろ真夏のローカル開催の足音が聞こえてきました。
ということで今回は福島競馬場をとりあげます。
”福島の競馬ファンは馬券上手”なんて都市伝説がありますが、
僕ら県外の人間も?上手くなれるように分析していきましょう!
コース概要
芝の1周距離は1600メートル、ダートは1444.6メートルという福島は、
JRA全場のなかで最もコンパクト(=1周距離が短い)な競馬場。

ただし「平坦ローカル」のイメージとは裏腹にコース全体に起伏があり
3、4コーナーにはスパイラルカーブも採用されている。
全体を通して飽きさせない工夫が施されています。
<芝コースデータ>
コース | 一周距離 | 幅員 | 直線距離 | 高低差 |
A | 1,600m | 25~27m | 292.0m | 1.9m |
B | 1,614m | 22.5~25m | 297.5m | |
C | 1,628m | 20~23m | 299.7m |
<ダートコースデータ>
一周距離 | 幅員 | 直線距離 | 高低差 |
---|---|---|---|
1,444m | 20~25m | 295.7m | 2.1m |
高低差
ゴール板を過ぎてから2コーナーにかけて緩やかな下り、
向正面には一転、約1.3メートルの上り勾配が設けられています。
その後平坦部分を挟み、4コーナーから直線半ばにかけて再び緩やかな下り。
そして残り170m付近から残り50m付近までは意外なことに
高低差1.2mの上り勾配が各馬を待ち構えています。
芝コース
ここらは距離別に代表的なコースを解説します。
芝1200m
内枠がいいと思わせておいて、実際には枠順の差が少ないコース。
先行馬なら内に越したことはないですが、
「外だから切る」というほどこだわらなくてもOKです。
欧州型の成績もよく比較的馬力が必要とされるコース。
ダート→芝替わりで激走する馬も下級条件ではよくいます。
また、前走から距離短縮の馬も激走しやすいです。
ポイントは「現在の馬場が内有利か外有利か」を見極めること。
今年の春先開催では途中から一気に外差しになるなど
福島は割とはっきり傾向が見て取れるので理解しやすいです。
変わり始めたらそれに対応して馬券の組み立てを変更しましょう。

騎手は、戸崎・津村・石橋脩・鮫島克が上位。
種牡馬は、ダイワメジャー・アドマイヤムーン・キンシャサノキセキ・ロードカナロア。
あと回収率が高いのは、父米国型の血統です。
芝1800m
基本的に前へ行く馬が強いコース。
先行力と早めスパートに耐えうる持続力がカギを握る。
内枠が理想だが8枠以外ならほとんど差はない。
騎手は、戸崎・吉田隼・柴田大・川又が好成績。
血統は、ディープ・ハーツクライ・ステイゴールド・ルーラーシップ。
ただしあくまで勝ち鞍の順で、これらの種牡馬は回収率が低い。
むしろ、ダイワメジャー・ヴィクトワールピサ・メイショウサムソンが◎。
また欧州型の馬力や持久力が重要な一方、
ある程度のスピード能力も要求されるのが特徴。
欧州型×米国型のスピード血統、もしくは、短距離で活躍した馬の子孫。
あとは2000mで凡走した馬の巻き返しに注目したい。
芝2000m
1コーナーまで約500mある上にスタートが下り坂。
1800mより比較的前半3Fのラップが速くなる。
一桁馬番が理想だが、そこまで枠番にはこだわらないコース。

騎手は、戸崎・丸山・田辺・内田が好成績。
種牡馬は、ステイゴールド・ハーツクライ・ディープ・ルーラーシップ。
ただし、1800m同様に回収率重視なら欧州型が狙い目。
起伏があってタフな流れにもなりやすい点から欧州型向きコースだが
スピードの持続力という点でロベルト系や米国型の血も走る。
特に上級条件でこの傾向が見て取れ、アイルハヴアナザー産駒の
マイネルサーパスが今年の福島民報杯を勝ったのは記憶に新しい。
ダートコース
続いてダートコースです。
使用頻度が高い以下2つのコースを紹介。
ダート1150m
スタートしてから3コーナーまでは約500m。
この間に激しい先行争いが見られて直線で差しが決まることもある。
とはいえ、4角1~2番手の成績が圧倒的にいいコース。
勝ち星としては、サウスヴィグラス・ゴールドアリュールが抜けていて、
次に、スウェプトオーヴァーボード・ケイムホームといった順序。
全体的に米国型の血統。特にミスタープロスペクター系がGOOD。

騎手は、戸崎・津村・吉田隼・丸山・藤田が好成績。
芝スタートのため外枠有利に思えるが内~中枠もそこまで悪くない。
前走1700mからの大幅な距離短縮組が回収率では高い。
ダート1700m
このコースは内が有利という訳ではなく、
むしろ外枠の方が若干成績がいいのが特徴。
ただし一番勝率が高いのは⑥番。
1700mという距離の割にスピードも要求され、
スタミナと程よいバランスが求められるコース。
穴なら、外枠から気分よく先行できそうな馬で、
前走、内で揉まれて力を発揮できなかった馬が狙い目。
騎手は、戸崎・吉田隼・北村宏・津村が好成績。
種牡馬は、キングカメハメハ・ゴールドアリュール・ハーツクライ・シンボリクリスエス。
回収率では、シニスターミニスター・エスポワールシチー・ディープスカイ。
まとめ
芝は、基本的に「前・内有利」ですが馬場状態によって差しも決まります。
開催前半は内伸びで、傷んだ後半は外差しというケースが多いです。
このあたりのタイミングをしっかり見定めましょう。
ダートは展開次第で差しも決まりますが、
原則、前に行った方が有利なのは間違いありません。
4角5番手以内という点がひとつのポイントになるかもしれません。
ぜひ今日の内容を参考に、福島を攻略してみてください(^_-)-☆
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