どうも、競馬ナビゲーターの北澤です。
前回の記事では東京競馬場の攻略方法を書きましたが、
今回は阪神競馬場の特徴について触れていきます。
2006年に改修され外回りが新設されて新しくなった阪神は
右回りの競馬場では一周距離が一番長い競馬場です。
早速みていきましょう!
Contents
コース概要
2006年に大改修が行われて外回りが新設されました。
外回りは直線も長く末脚自慢が活躍しやすいコースです。
ちなみにBコースは内ラチから3m外に仮柵が設置されます(曲線部は4m)。
<外回りデータ>
コース | 一周距離 | 幅員 | 直線距離 | 高低差 |
A | 2,089m | 24~29m | 473.6m | 2.4m |
B | 2,113m | 20~25m | 476.3m | 2.4m |
<内回りデータ>
コース | 一周距離 | 幅員 | 直線距離 | 高低差 |
A | 1,689m | 24~28m | 356.5m | 1.9m |
B | 1,713m | 20~25m | 359.1m | 1.9m |
<ダートコース>
一周距離 | 幅員 | 直線距離 | 高低差 |
1,517m | 22~25m | 352.7m | 1.6m |

高低差
ゴール板から向こう正面まではほぼ平坦が続き、
内回りでは3コーナー中ほどから下り始めます。
その後直線中盤まで下りが続き最後の残り200mから
100mちょっとで約2m上る急坂が控えています。
外回りでは曲線部がほぼ平坦になっており、
4コーナーが終わる少し前から直線半ばまで下って、
残り200mから急坂というレイアウトです。
芝コース
続いて馬場別・距離別の特徴です。
代表的なコースをいくつか紹介します。
芝1200m(内回り)
スタートから約240mで3コーナーを迎えるため内枠が有利で
できれば1~5枠までに入りたいコース。
また3コーナーから直線半ばまで下りが続くために、
勢いのついた先行馬がそのまま粘ってしまうことも多い。
コース設定上、距離ロスをしやすい外枠はマイナスで、
特に⑪より外に入った馬、特に差し脚質だと厳しい。
騎手は、武豊・福永・デムーロ・幸が得意。
種牡馬は、アドマイヤムーン・ロードカナロア・ダイワメジャーが好成績。
芝1400m(内回り)
3コーナーまでの距離が長くなる分ペースは少し速くなる。
それでも内枠・先行狙いがセオリーで持久力を持つタイプが有利。
血統的には非根幹距離が得意なタイプが良く、
キレよりもスピードの持続力が要求されるコース。
騎手は、川田・ルメール・デムーロ・松山。
種牡馬はダイワメジャー・ディープインパクト・ロードカナロア。
迷ったら、このあたりを中心に組み立てていきたい。
芝1600m(外回り)
最初のコーナーまでは約440mあってゆったり流れがち。
直線距離もたっぷりあるため末脚勝負になりやすい。
したがって瞬発力に自信があれば位置取りはさほど問われない。
枠は1枠(①番)の数値がいいが、他は大差なくほとんどフェア。
ただし⑭番より外はガクンと成績が落ちるので注意。
基本的にディープを始め主流血統が強いコースで荒れにくい印象。
良馬場なら、脚力のある馬が外から差してくる印象が強い。
騎手は、川田・ルメール・福永・デムーロが好相性。
種牡馬は、ディープインパクト・ダイワメジャー・ハーツクライ。
ただし雨が降って馬場が重くなった時は外が伸びにくく、
直線で内を通った馬しか来ないイレギュラー馬場もある。
芝1800m(外回り)
3角までの距離が約660mありペースはスローになりがち。
3~4コーナーのカーブ部分が長く外枠は距離ロスが多い。
基本的には芝1600mと傾向は一緒で外伸び馬場なら
直線外からでも十分に差し切れるコース。

ただし雨が降って外が伸びない馬場になると
前残りや内を通った馬で決着する点も同じ。
枠は1枠の数値が良く、他はほとんど差はなし。
ただし⑯番より外は数値がよくない。
ちなみに前走京都の1800~2000mで差し込めなかった馬の
巻き返しにも期待が持てるコース。
騎手は、デムーロ・福永・ルメール・川田。
種牡馬は、ディープインパクト・キンカメ・ハーツクライ。
このあたりを中心に狙っていきたいところ。
芝2000m(内回り)
スタート後しばらくして急坂が控えているために
ハイペースになることはほとんどない。
近年の大阪杯の結果からもわかる通り、
クラスを問わず「前・内有利」であることは明白。
内枠の成績が良く、単勝なら一桁馬番から選びたい。
外枠を引いた場合は内に切れ込んでロスなく進むか
思い切って先行して距離ロスを少なくしたいところ。
騎手は、川田・ルメール・デムーロ・武豊。
種牡馬は、ディープ・ハーツ・ハービンジャーに注目。
ダートコース
続いてダートコースの紹介です。
施行頻度の高い3条件について解説します。
ダ1200m
3コーナーまでの距離は約340mで前半3Fはさほど速くない。
枠順は5枠より外目の方が良く脚質は先行馬狙いがセオリー。
基本的に先行力が問われるコースで行った行ったの決着も多い。
また前走他場のダート1200を逃げてバテた馬が、
今回スンナリと先行できた結果穴を出すこともある。
とにかく軽快な先行力が問われるコース。
騎手は、松山・川田・岩田・幸・福永。
血統は、サウスヴィグラス・ゴールドアリュール・キンシャサノキセキ・ヘニーヒューズ。
枠は大差ないが⑧番だけ頭一つぬけて勝率がいい。
ダ1400m
前半の直線距離が長くなることに加えて
スタート後に芝を走ることから前半3Fのペースは速くなる。
したがって1200mからの距離延長組、
特に前走で先行して結果を出した馬の1400m替わりは危険。
またダッシュがつきやすい点と揉まれにくい点から
外枠(5~8枠)の成績がいい点も特徴のひとつ。
穴なら外枠の距離短縮組。
騎手は、川田・デムーロ・幸・松山・武豊。
血統は、エンパイアメーカー・ゴールドアリュール・クロフネ・メイショウボーラー。
枠はダッシュがつきやすい外枠(2ケタ馬番)優勢。
ダ1800m
1コーナーまでの距離は約300mでペースが速くなることは稀。
ただ揉まれやすいせいか1~2枠の成績は若干割引。
京都ダート1800mと比較されがちだが、
スピードが求められる京都のダートに比べて
阪神ダートの方はよりタフさが求められるため、
前走京都で好走した馬の凡走には注意したいところ。
逆に前走京都で凡走した阪神実績馬の巻き返しに
注目しておくのが穴になるパターン。
全体的に見れば、馬番による有利不利は少ない。
騎手は、川田・福永・デムーロ・和田。
血統は、キンカメ・ゴールドアリュール・クロフネ・エンパイアメーカー。
まとめ
以上、今回は阪神競馬場の特徴と攻略方法について書いてきました。
内回り・外回りの違いなど初心者の方には戸惑う面もあると思いますが
慣れてしまえば意外と攻めやすいコースです(僕の印象としては)。
ぜひ「阪神マスター」を目指して頑張ってくださいね(^^)
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