どうも、競馬ナビゲーターの北澤です。
今回は馬券購入時に誰もが悩む「抑え馬券」について考えます。
俗に「保険」とも言われる抑え馬券ですが買い方次第で
大きく回収率を下げてしまう可能性も秘めています。
今日はそんな「抑え馬券」の捉え方について
いろいろと考えていきたいと思います。
そもそも”抑え馬券”とは
最初に「抑え馬券とはなんぞや?」という方の為に説明をします。
例えばあるレースで「買いたいな!」と思う馬が4頭いたとして
期待順に◎〇▲△だっとします。
もし馬連を買うとすれば通常は本命である◎から
◎→〇▲△という流し馬券を買うのが一般的だと思います。

しかし、もし本命の◎がコケて1~2着が〇▲とか〇△で決まったら
「予想はほぼ当たってるのに馬券は外れた・・・」
という非常に悔しい状態になるわけです。
こんな惜しい状態を回避するために〇▲△の馬連を買ったり
〇▲△の3連複を買うことを俗に抑え馬券と言います。
◎ー〇が本線だとすれば〇ー▲の買い目を”タテメ”と呼んだりもします。
抑え馬券の目的とメリット
次に抑え馬券を買う目的ですが、
やはり一番は的中率を高めることにあります。
的中率と回収率の関係はいつの時代も取りざたされますが
いくら回収率が高い馬券を買っている人でも、
極端に的中率が低ければ当たる前に資金がショートします。

そこで本線でなくても別の買い目を買っておくことで
馬券の的中率を高めることができますし
途中で資金が底をつくリスクを減らすことができます。
もちろん単純に「予想した馬で決まったら悔しいから」
という理由で抑え馬券を買う人も多いと思います。
とにかく理由はどうあれ、
予想の方向性が正しいという条件付きにはなりますが、
抑え馬券を買う事で的中率のUPが見込めるのです。
抑え馬券のデメリット
的中率を高めるというメリットがある一方で
当然のことながらデメリットもあります。
それが回収率の低下です。

的中率と回収率は密接に関わっていて
一般的に「的中率が上がれば回収率が下がる」と言われます。
たとえば的中率だけを高めたいなら
1番人気の複勝を買い続ければ約60%になるはずです。
しかし実際にはそれで利益が出るでしょうか?
同様に穴馬券ばかり買っていれば、
当たった時の威力はデカイですが、
10回に1回も当たらない可能性が高くなります。
このように相反する関係にある回収率と的中率ですので
抑え馬券を買いすぎると結果的に回収率は減ります。
まとめるならば、
抑えの点数が多くなればなるほど、
抑えの金額が多くなればなるほど、
回収率も下がってしまうことを覚えておきましょう。
抑え馬券購入の対策
とはいえ、今まで抑え馬券を多く買っていた人が、
今すぐ全く抑え馬券を買わないようにする!
というのは難しい話だと思います。

それであればファーストステップとして
抑え馬券に人気馬の組み合わせは買わない
というルールを設けるのはどうでしょう?
人気馬の組み合わせなら当たっても低配当だし
「来ても仕方ない、安いもんだ」と割り切ることができます。
だから抑えは高配当の組み合わせだけにする。
人気馬の抑えを買うぐらいなら本線馬券の金額に回して
当たった時のリターンを多くする方が現実的です。
抑えをやめた方がいい理由
僕は抑え馬券は買わない方がいいと思っているのですが、
その理由として一番言いたいのは、
本線馬券が外れる時はそもそも予想の方向性が間違っているということです。
たとえば先行有利と推測して買ってみたけれど、
実際のレースは差し-差し決着になってしまった。
この場合◎〇▲△はいずれも逃げ・先行の可能性が高いですよね?
そうなると抑え馬券も結局外れている可能性が高いです。
それならば潔く全く買わない方がいい。

さらに言うと抑えで買った馬連や3連複で
気持ちよく当たった経験ってありますか?
みんな保険の意味で抑え馬券をよく買うけれど、
実際は抑えで的中したことはあんまりないことが多い。
ここからも抑え馬券の危険性が浮き彫りになります。
まとめ
以上、今回は抑え馬券について考えてみました。
なんだか否定的なことばかり書いてしまいましたが、
抑え馬券を真っ向から拒否するつもりはありません(笑)
抑えに助けられることも当然あるでしょうし、
「的中率を高くして当たる楽しさを追求したい」
という競馬ファンも多いと思います。
だからこそ個人の楽しみ方次第で抑え馬券はアリです。
ただし投資や回収率を意識して買いたいのであれば
抑えは買わないか少なくした方が無難。
これは僕なりの結論にはなりますが、
よかったら参考にしてくださいね(^_-)-☆
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