どうも、競馬ナビゲーターの北澤です。
今回は競馬のレースにおいて最も脚光を浴び
好走しても凡走しても何かと理由にされる存在
馬に次ぐ主役とも言える騎手
について詳しく話していきます。
競馬予想においても要となってくる部分ですので
今一度、基本の考え方を振り返っておきましょう。
騎手の影響は実際どうなの?
まずあなたに聞きます。
競馬予想において騎手はどの程度考慮していますか?
また騎手が馬に与える影響はどの程度だと思いますか?
・・・・・
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答えについては人それぞれ解釈があると思いますが、
レース結果に及ぼす馬と騎手の影響度は
昔から「馬7:人3」つまり
「馬の力が7割、騎手の力が3割」と言われてきました。
確かに騎手をあまり気にしない方にとっては
「競馬なんて馬が走るんだから人は関係ないだろう」
と思われるかもしれません。
そんな方々にとっては「馬8:人2」という意見さえあるかもしれません。
しかし近年では騎手が馬に与える影響が大きく取り上げられ、
「馬7:人3」ではなく「馬6:人4」
場合によって「馬5:人5」なんて言われる時もあります。
この比率が正しいかどうかは置いておいて
騎手間におけるレベル差や格差が広がってきたことは
現代競馬において強く感じる部分のひとつです。
騎手の存在感が増した訳
騎手の実力やスキルというものが注目され始めたのは
主に1990年代になってからだと思います。
安藤勝己さんがライデンリーダーに跨り中央のレースに参戦したり
オリビエ・ペリエ騎手が短期免許で来日して騎乗をしたりと
今までJRAで乗ることの少なかった地方の一流騎手や
海外のトップジョッキーが頻繁にレースで乗るようになった。
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その後、地方の一流騎手が試験を経て中央移籍するのが当たり前となり
海外の騎手も短期免許で気軽に来日できるようになりました。
そして極めつけがルメール騎手とデムーロ騎手。
短期免許時代から圧倒的な成績をあげていた二人が
ついに通年免許を取得して”JRAの騎手”としてデビュー。
その後の活躍はみなさんご存じのように
素晴らしい実力で競馬界を引っ張っています。
こうした名手たちが圧倒的な成績をあげて
勝ち星を量産し続けるなかで、
「騎手の影響って大事だな」というイメージが浸透し
また実際に期待に応え続ける彼らの成績もあいまって
騎手が与える影響の大きさが広く認知されました。
もちろんこれらの事象には人気馬に乗っていることや
エージェント制により”いかに良い馬を集められるか”という
システム的な面も強く影響しているとは思います。
とはいえ、実際に結果を出し続ける彼らを見ていれば、
騎手がレース結果に与える影響の大きさを感じずにはいられません。
数値で考える
ここからはいよいよ騎手を客観的に判断する方法
どのように選んでいけば良いかについて触れていきます。
まず数値で判断するのが以下の3要素です。
①勝率
シンプルに勝率で選んでいく方法です。
2020年1/1~5/24において勝率20%超えは以下2名のみです
川田将雅 :30.0%
C.ルメール:27.5%
※障害成績・短期免許騎手を除く
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勝率10%(1割)行けば一流と言われる世界で
この数字は驚異的です。
川田騎手は大レースで人気馬を飛ばしているイメージもありますが
実際はしっかりと勝ち星を量産していことがわかります。
普段買う馬券として単勝がメインの方や
WIN5をよく買う方はぜひ勝率に注目してみてください。
②連対率
次に連対率(1~2着に来る確率)です。
こちらも同様に
川田将雅 :48.2%
C.ルメール:43.2%
共に驚きの数値が出ています。
こちらも20%以上なら優秀と言われる所ですので
いかに2人が突出しているかわかります。
馬連派の方は常に警戒が必要ですね。
③3着内率
こちらは文字通り3着までに来る確率です。
川田将雅 ;59.3%
C.ルメール:56.4%
武豊 :39.1%
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上位二名は驚愕の50%超え!!
なんと2回に1回は3着以内にくる計算です。
3連系の馬券を買う方にとっては、
もはや毎回馬券に入れておかなければいけないくらい
頻繁に馬券圏内に来ている計算です。
以上がシンプルに数字で選ぶ方法ですが
もちろん勝ち鞍は乗る馬の質にもよるので
数字だけで上手い下手の判断はできません。
とはいえ客観的事実としてこれだけの数値があれば
迷った時に最終判断の決め手として
選択理由のひとつにはなるかと思っています。
性格や心理で考える
次に成績など数値ではなく騎手の乗り方に着目する方法です。
騎手といえど人間ですから好きな乗り方や
得意な戦法(脚質)というものが存在します。
また、すでに脚質が定まっている馬であれば
誰が乗っても同じような位置取りになると思いますが
ある程度柔軟な脚質の馬であれば
騎手の判断で位置取りが変わるケースも多々あります。
特に、馬主や調教師からの明確な指示がない場合は、
自分の好きな戦法や、勝ちパターンに持ち込もうとする騎手も
中にはいますから、位置取りの癖や得意な「脚質」を理解し、
「どう乗ってくるか?」とあたりをつける作業が大切になります。
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たとえばどちらかと言えば先行策が好きなのが
柴田大知騎手や野中悠太郎騎手(あくまで僕の主観)。
特に人気薄だと思い切って逃げるシーンも目立ちます。
また反対に差し脚質が好き(得意)に感じるのが
秋山真一郎騎手や岩田康誠騎手です。
またこの二人は同時にイン突きの名人です。
道中も距離ロスのないインコースを好んで選び
直線もラチ沿いから伸びてくる印象が強いです。
特に岩田康誠騎手に至っては馬と馬の間一頭分
いや一頭分ない場合でも強引にスペースを作って
伸びてくる迫力の追いっぷりが印象的です。
他にも、逃げか追込など極端な脚質が似合う藤岡康太騎手
先行またマクリがハマりやすい藤岡佑介騎手など
騎手によって得意戦法はさまざまで実に面白いです。
このあたりのイメージが掴めてくると、
一段と競馬が楽しくなってくると思います(^^)
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得意条件で考える
好きな戦法や得意脚質の他にも
数字的に成績が良い”得意条件”で買うという考え方もあります。
例えば、福永祐一騎手はリーディング上位の成績で
どのコースでもそれなりの成績を出していますが、
中京芝では一段と強さと安定感を見せます。
このように上位騎手であってそれぞれ得意条件は異なり
得手不得手がはっきりしているケースもあります。
全員の得意不得意を把握するのは大変ですが、
まずは好きな騎手から覚えていくといいかもしれません。
まとめ
本日は騎手の成績に加えて性格や特性、
得意不得意の条件などから判断する方法を書いてきました。
JRAの騎手は全員が厳しい試験に合格してデビューしている以上、
正直言って、追い方やフォームなど技術的な部分は
そこまで大差がないと思っています。
だからこそ重要なのは位置取りや仕掛けどころ
馬との折り合いなどの部分ではないでしょうか。
加えて
・思い切った作戦や乗り方をする度胸
・どんな結果でも受け入れる覚悟
これらを持って時には奇抜な騎乗をできるかどうか
接戦をモノにできるか否かはその点にかかっている気がします。
ぜひ、今日の内容を参考に”騎手の判断”をしてみてくださいね!
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