どうも、競馬ナビゲーターの北澤です。
だんだんと冬の気配が濃くなる最近ですが
元気に過ごしていますか?
今回は少し角度を変えて馬主の解説、
あのゴドルフィン軍団について
見ていきたいと思います!
世界中の競馬シーンで活躍馬を出し
日本でも右肩上がりで実力を発揮。
![](http://keiba-navigater.com/wp-content/uploads/2020/06/photo0000-4247.jpg)
今や「打倒社台1番手」として注目される
ゴドルフィンを紐解いていきます。
ゴドルフィンとは?
正式名称「Godolphin Racing Inc」の略で
UAE(アラブ首長国連邦)ドバイの王族マクトゥーム家
による競走馬管理団体のことです。
ちなみに名称は
サラブレッドの三大始祖の一頭である
ゴドルフィンアラビアンにちなんでいます。
三大始祖にちなんで名づけて、
実際にそれくらい有名で大きな組織に
してしまうのだから本当に驚きです。
モハメド殿下って誰?
次に競馬ファンなら昔から聞いているであろう
「シェイク・モハメド」についてです。
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実はこの人こそ、
ゴドルフィン軍団のトップであり、
中心となって運営をされている方です。
もっと言うと彼は、
UAEの副大統領であり首相も兼任。
その正式な名前は
ムハンマド・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム
と言います。
(★英語圏ではシェイク・モハメドと言われる)
日本でもかつてはゴドルフィンではなく、
「HHシェイクモハメド」名義で走らせていたこともあり
記憶に残っているファンも多いでしょう。
歴史を紐解く
次にモハメド殿下こと
ムハンマド・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム
さんの経歴をざっとみていきましょう。
イギリスの留学時代に競馬へ興味を持った彼は、
個人でオペラハウスやシングスピールなど
有名馬を所有していました。
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その後、紆余曲折を経ていく中で、
冬シーズンは馬を自国ドバイで過ごさせ、
暖かくなって来た春頃にヨーロッパへ戻す
というアイデアを思いつきました。
そのアイデアを実践させるべく
母体として1992年に組織化したのが
現ゴドルフィンという訳です。
その後の活躍は言うまでなく、
世界中に名が轟く躍進ぶり。
まさに”日の出の勢い”というやつですね。
ちなみ日本では長らく“シェイク・モハメド”名義でしたが
2018年に“ゴドルフィン”名義に変更。
その流れで勝負服も
『青・袖水色1本輪』のロイヤルブルーイメージ
に合わせて新調しています。
また変更してすぐの年に
ファインニードルが高松宮記念を勝つなど
日本でも年々存在感を増すばかりです。
関連会社と施設
そんなワールドワイドな組織ですので
当然日本にも活動拠点というか
分社化がされています。
ダーレージャパン㈱
主に種牡馬を繋養している牧場。
場所は北海道沙流郡にあります。
ゴドルフィンがかつて所有していた
アドマイヤムーンやファインニードル。
他にはパイロなども繋養されています。
いってみれば、
なかなか”通好み”のラインナップで
ぜひ一回見学に行ってみたいですね。
ダーレージャパンファーム
こちらはいわゆる生産牧場だったり
育成する牧場としてのイメージです。
基本的に北海道沙流郡にありますが、
廃業寸前の牧場や規模縮小を考えていた
牧場を買収して現在の形を作ったそうです。
![](http://keiba-navigater.com/wp-content/uploads/2020/12/photo-300x225.jpg)
ちなみに”外厩”的存在として
関東地方では茨城県行方市にも
トレーニングセンターがあります。
馬券的な狙い目
最後に馬券的な特徴をお伝えします。
一言でまとめれば、
①平場戦なら1600~2200m
②重賞であれば1200~1600m
①に関しては芝・ダートともに言えることで
1~2番人気で牡馬or騙馬ならよりGOODです。
②に関してはファインニードルやタワーオブロンドン
の影響もあって1200mのイメージが強いと思います。
ただし今年は、
サマーセントがマーメイドSを、
ショックアクションが新潟2歳Sを勝ち、
徐々に距離の対応範囲も広まり、
より万能型になっています。
かつてはファッショニスタやサヴィ
に代表されるようにダート短距離が
メイン戦場のイメージでしたが、
近年傾向を踏まえるならば、
そのイメージも取り払った方がよさそうです。
まとめ
勝利数だけで見ても
2016年:64
2017年:71
2018年:77
2019年:105
と急上昇しているゴドルフィン。
今年も12/7現在で95勝と、
100超えは間違いない状況です。
今後も成長が見込まれるゴドルフィン軍団。
馬券でも注目していき、
美味しい想いをしたいところですね(^_-)-☆
ではまた!
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