馬場傾向と枠順傾向の分析方法~穴馬の激走を見抜くには~

どうも、競馬ナビゲーターの北澤です。

ここ数週間本当に暑い日が続いていますが

体調は崩していませんか?

 

でも暑さのピークもそろそろ終わり。

あとちょっとだけ耐えていきましょう!

 

さて本日は馬場と枠順傾向の分析です。

特に土曜のレースが終わったあと、

日曜の予想前に重要な作業となりますので

普段やらない方もぜひ参考にご覧ください。

馬場傾向(状態)とは?

まず注目すべきは馬場状態です。

具体的に見るのは以下の点です。

・タイムの出方

・軽いのか重いのか

・先行有利か差し有利か

 

基本的に芝とダートの両方に

活用できる考え方ですので、

ひとつずつ見ていきましょう!

①タイムの出方

まずは決着時計を確認します。

該当競馬場の標準的な勝ち時計より

速いか遅いかを確認しましょう。

 

もちろんクラスによって差があるので

その点は考慮が必要です。

 

ともあれどこの競馬場でも芝1600mを

1分32秒台で走れている状態なら、

”けっこう速い時計が出る馬場だな”

 

といった大雑把な感じでも

最初のうちは全く問題ありません。

 

全体的に決着時計が速いのであれば、

高速決着に強いタイプの馬を、

時計がかかってタフな馬場に思えるなら

馬力型の力強いタイプを選びましょう。

そういった馬ごとの個性や適性と照らし合わせ

今回のレースで最も力を発揮するのはどの馬か?

 

このような判断をおこなう過程においても

時計の出方をチェックするのは重要です。

②軽いのか重いのか

次に馬場の”軽い重い”をチェックしましょう。

 

実は同じ”良馬場”でも芝状態によって

タフさは大きく変わってきます。

 

例えば新潟競馬場の芝の良馬場と

函館競馬場の良馬場では質が違います。

 

新潟競馬場は全場の中でも軽い芝で、

上がり3Fが32秒台になることもある馬場。

 

一方、函館競馬場の芝は洋芝100%で、

もともとタフな馬場状態になっていて

良馬場でもそれなりに時計がかかります。

 

だから同じ良馬場といってもタイムは違うし

適性の違いも出やすいんですね。

あとは同じ競馬場であっても、

好天が続いた状態での良馬場と

雨が降って天気が回復した直後の良馬場。

 

発表自体は同じ良馬場であったとしても

馬場の質は似て非なるものであると言えます。

 

時計の出方や上位に来ている馬の血統を見て

自分なりの”軽い重い判定”が重要になってきます。

③先行有利か差し有利か

最後にチェックするのが脚質です。

特に上位入線馬を確認しましょう。

 

その日のレース結果を一通り見て、

前にいた馬が残っている確率が高いか

後ろから差してきた馬の方が多いか

 

こういった視点でレースを見てみると

傾向があることに気づくはずです。

もちろんペースを考慮する必要はありますが

まずは位置取りをチェックしてみましょう!

枠順傾向の分析

馬場分析が終わったら次は枠順傾向です。

ここは馬場傾向よりもシンプルで、

上位に来た馬の枠順をチェックしましょう。

 

1着馬の枠順も重要ですが、

3着までに来た馬の枠順をチェックしていき

全体的に内と外どちらが来ているかを見ます。

 

芝の場合はみなさんチェックされていますが

実はダートもけっこう有利不利が出るんです。

 

「砂なんてどこ通っても一緒じゃん?」

と思う気持ちはもちろんわかります。

 

しかしモノは試し。

ぜひ次回から実践してみてください。

分析方法の手順

それではいよいよ分析方法です。

大きくわけて次の3つがあります。

①1~3着に来た馬をチェック

まずは3着までに来た馬を見ましょう。

上位に来たということは、

その条件がプラスに働いたということ。

 

どんな血統の馬なのか?

軽い重いどちらの馬場向きの馬か?

全体時計や上がりはどうか?

枠順はどうか?

 

こういった視点で見ていけば、

今の馬場や枠順傾向がわかります。

②人気馬の傾向をチェック

同様に人気馬の成績をみていきます。

具体的には1~3番人気の着順です。

 

人気に応えて上位に来ているか

それとも凡走しているか

傾向をチェックしていきましょう。

1~3番人気が人気を裏切っているようならば

上位人気の血統や枠順が向いていないということ。

真逆の適性を持っている穴馬に注目してみましょう。

③人気薄で穴を出した馬の傾向をチェック

最後に人気薄で激走した馬を確認します。

 

人気薄ながら上位に来たということは

馬場適性や枠順が有利に働いた可能性が高い。

 

もちろん実力を過少評価されていたとも言えますが、

諸々の条件が有利に働いたことは間違いありません。

人気薄激走に共通する要素を探しましょう!

まとめ

枠順傾向はともかくとして

馬場傾向の把握となると血統も絡んでくるため

イメージしにくい部分もあるかもしれません。

 

この点については別記事で解説済なので

もし興味がある方は↓

競馬予想ファクター解説④-②馬場傾向の分析とトラックバイアス

をぜひご覧になってください。

 

とにかく日曜のレースを獲るためには

土曜のレース分析が何よりも重要。

ぜひ傾向のチェックをしっかりとおこないましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です