競馬予想用語解説①馬と人物に関する言葉編

どうも、競馬ナビゲーターの北澤です。

競馬をやり始めたばかりの人がまず悩むのは

よくわからない専門用語”ですよね。

僕の友人も競馬を始めたてのころ、

「上がり3ハロン〇〇秒と言われても意味わからんわ」

とテレビに向かってよくキレていました(笑)

そこで今回は競馬の専門用語をジャンル別にいくつか紹介します。

ベテランファンも読み物として面白いかと思うので

ぜひ最後まで読んでみてください!

馬&馬具編

鞍(くら)

馬の背に乗せて人や荷物をのせる具。

レースではこの鞍の重さも斤量に含まれ

鞍を持った状態で検量をおこなう。

大きく馬場用と障害用に分けられる。

鐙(あぶみ)

鞍の附属具で、騎手が自分の体を安定させるために踏むもの。

乗る馬により鐙の高さを変える騎手もいる。

競馬用の鐙に足をかけてモンキー乗りをするのは

騎手といえど体勢的に相当きついものがあり、

競馬ファンの想像を絶する辛さだと言われている。

ブリンカー

遮眼革」ともいい、視界の一部を直接遮ることにより

馬の意識を競走や調教に集中させる効果がある。

能力はあるが周りの景色や周囲に気が散る馬がつけると

レースに集中して一変する場合がある。

シャドーロール

鼻革にボア状(もこもこした生地)のものを装着した馬具。

芝の切れ目や物の影などに驚く馬に対し、

下方を見えにくくして前方に意識を集中させる効果が期待される。

かつては三冠馬ナリタブライアン、

最近ではアーモンドアイがつけていることで有名。

メンコ

馬につける覆面のこと。

一般的には耳まで覆うものが多く、

大歓声など音に驚いてしまう馬につけられる。

また顔の上半分近くが覆われるものが多いので

砂を被るのを嫌がる馬にも効果的とされる。

チークピーシーズ

頭絡の頬革にボア状のものを装着したもので、

正式名称はシープスキン・チークピーシーズと言う。

ブリンカーと同様に左右を見えにくくして

前方に意識を集中させる効果が期待される。

1990年代来日した外国馬がつけていたことで話題になった。

バンデージ

英語のbandageつまり包帯のこと。

運動中、外的要因からの脚の保護に使用するものと、

運動後4肢の保温包帯に使用するものとがある。

またテーピングやサポーターの代わりに、

腱や靭帯を守る為に用いられる事もある。

ソエ

管骨骨膜炎のことで若馬に多く見られる。

骨が完全に化骨していない若馬に強い調教を行うと、

管骨の前面で炎症を起こすことがある。

初期の段階で治療すれば治るがそのまま走らせると

悪化して骨折にいたることもある。

「ソエ焼き」などの治療法が用いられる。

ハミ

頭(顔)の位置を制御し騎手の意思を伝えるための馬具。

口への当たりの柔らかさや制御力の違いで

リングハミ・Dハミ・エッグハミなどいくつか種類がある。

ハミを変えることで制御力が増して折り合いがつき

レースに行って一変の好走を見せる馬も中にはいる。

鉄砲

休養明けでレースに使うこと。

鉄砲使い」などと言ったりする。

鉄砲使いでレースに好走するような馬を、

「鉄砲の利く馬」「鉄砲駆けする」などと表現する。

フケ

牝馬の発情期のこと。

日が長くなる春先から数ヶ月の間に出ることが多い。

5~6日間継続し、この期間を発情期という。

繁殖牝馬への種付けはこの期間に行われる。

現役競走馬に発生すると競馬に集中できず、

競走能力に影響する場合がある。

馬っ気

牡馬の発情のこと。

パドックでイチモツを出している馬に対して使われることが多い。

馬っ気を出すと競走に集中力を欠き、

能力を出し切れなくなることが多いと言われる。

しかしながらかつてはマイルCSを制したG1馬

ゼンノエルシドがパドックで馬っ気を出していた。

トレーニングセンター(トレセン)

競走馬を1ヶ所に集めて合理的に調教する場所。

関西は昭和44年滋賀県の栗東町に、

関東は昭和53年に茨城県美浦村に完成。

通常はトレセンと省略される。

人物に関わる言葉編

トラックマン

美浦・栗東の両トレセンで取材をしている競馬予想専門紙の記者のこと。

主に調教内容を伝える「取材班」と、

コメント取りに厩舎を駆け回る「想定班」に分かれている。

関係者と接して華やかなイメージがある一方

早寝早起きの生活も強いられることで

なかなか厳しい職業とも言える。

エージェント(騎乗依頼仲介者)

騎手本人に代わって騎乗依頼の受付や承諾等を行なう者のこと。

現代競馬ではリーディング上位騎手のほとんどが利用している。

エージェントの腕で騎乗馬の質が左右されるともいわれ、

敏腕エージェントともなれば引く手あまたの存在となる。

一方で騎手の実力よりエージェントによる馬質が結果を

左右する現代競馬に否定的な意見も存在する。

調整ルーム

各競馬場、栗東美浦両トレセンに設けられた騎手の宿泊施設。

競馬の公正の確保、また心身の調整を図ることを目的として

競馬開催の前日に騎乗予定騎手全員が入室することが原則義務付けられている。

施設内では外部との接触を防ぐために携帯電話等の使用は禁止されている。

あんこ

経験の乏しい見習騎手(免許取得後5年未満で通算100勝以下の騎手)のこと。

あんちゃん、あんちゃんこ、ともいう。

一説には東北地方の「兄」の方言からきたとも。

テキ

調教師のこと。騎手や厩務員がよく使う。

一説には、騎手をひっくり返してひらがな読みをした(手・騎)

からきたともいわれている。

現役騎手では蛯名騎手がコラム内などでよく使う。

オーナーブリーダー

馬主であり生産者でもある人。

現代競馬において個人経営は少なくなってきたが、

オーナー・ブリーダーという時は通常、

馬主と牧場経営を兼ねた個人をいう。

一口馬主

一頭の馬を数名~数百名で共同所有すること。

安ければ一人あたり数万円で一口の権利を買うことができる。

購入費だけでなく毎月の厩舎委託費なども折半となるが

勝利した時も会員間で賞金が割り振られる。

サンデーレーシングやキャロットファームなど

有名な一口クラブを含め多数の会社が存在する。

 

以上今回は、競馬の専門用語(馬&人編)をお送りしました。

次回は「レース&馬場に関すること」編です。

お楽しみに!!

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